ーー洋館家の商品の販売方法は?
近藤 最初は注文住宅では予算的に厳しいという方に、規格住宅として提案しました。すると とても喜んでもらえました。これは良いPRになると思いましたが、建てた方の家の前で「この家はいくらです」という宣伝をするわけにもいかず、次の機会を待っていました。たまたま当社の分譲地で1カ所だけ土地が余ってしまったところがあり、そこに『ユニット・ワン』を建てて土地建物で売り出しました。相場よりも500万円も安く売り出すことができましたから、大いに宣伝になりました。
その後は、見学会に協力いただけるお客様や、値段を公表してもいいと仰るお客様もいて、多くの方に知ってもらうことができました。「安いけれど大丈夫だろうか」という方は多い。そういう方が、実際に見に来て「大丈夫だ」と理解して、採用してくださっています。物件が建てば、それを見た周囲の方から必ずと言っていいほど発注がくるのです。
実物を見ていただいたり、カタログから選んでいただき、価格が明確に提示できるわけですから、お客様の決断も速い。注文住宅の場合には、打ち合わせ、図面、契約に至るまで時間がかかりますが、洋館家の場合には形が決まっているので、建てようという気持ちの熱いうちに打合せできるのも良い点です。営業活動、商談というのはコストですが、そのスピードが速いというのは、これもまたローコストにつながります。
ーー若い層を狙った営業活動を模索
西内 同社では今、若い層を狙った営業活動を模索しています。家を建てたいと言うのは若い人が多いので、営業などの接客をする側も若くなければ、と思います。世代が違うと会話が成り立ちませんし、感覚やセンスも違います。
また、住宅建築の選び方もWebのみになってもおかしくないと思います。紙媒体のレスポンスが落ちていますから、Web広報の強化は必須です。当社でもホームページを常に新しくし、さらに充実させたいと考えています。
そして建てて戴いた後は 小回りの利いたアフターメンテナンスで、お客様をサポートいたします。
「当社にお願いしてよかった」と、お客様に思って頂けるよう、お客様に寄り添ったサービスを心がけて参ります。